こんな人におすすめの記事です

  • 将来的に、自社の売却や株式公開を考えている起業家・経営者
  • ベンチャーキャピタル(VC)からの資金調達を検討しているスタートアップ創業者
  • 「M&A」と「IPO」という言葉の違いや、その実態を正確に理解したい方
  • 企業の成長戦略や、ファイナンスに関心があるビジネスパーソン

結論

出口戦略とは、会社をどう終えるかではなく、事業の価値をどう形にするかを考える経営判断です!

スタートアップや成長企業では、事業を立ち上げて伸ばすことだけでなく、その先をどうするかも重要です。特に外部から資金調達をしている場合は、いつか投資家が資金を回収する必要がありますし、創業者自身も事業の価値をどう実現するかを考える場面が出てきます。

そこで出てくるのが出口戦略、いわゆるイグジットです。難しく聞こえるかもしれませんが、要するに会社や株式の価値を、どうやって現実のリターンにつなげるかという話です。その代表的な方法が、M&AとIPOです。

ただし、この2つは似ているようでかなり違います。どちらが良いかは一概には言えず、会社の状況、創業者の考え方、投資家との関係、目指す未来によって変わります。だからこそ、言葉だけでなく中身まで理解しておくことが大切です。

出口戦略とは何か

出口戦略とは、創業者や投資家が、保有している株式や事業の価値をどう回収するかを考える計画のことです。

会社を作って成長させても、その価値は売却や上場などの形を取らない限り、すぐに現金化できるわけではありません。特にVCなどの投資家は、投資した会社が将来どうやってリターンを生むのかをかなり重視します。

そのため、出口戦略は単なる最後の話ではなく、資金調達や成長戦略ともつながる重要なテーマです。

なぜ出口戦略が重要なのか

投資家は回収の道筋を見ているから

VCなどの投資家は、応援したいから出資するだけではありません。将来、株式を売却して利益を得ることを前提に投資しています。つまり、どこかで回収できる見込みが必要です。

創業者にとっても大きな意思決定だから

出口戦略は、創業者の人生にも大きく関わります。会社を売るのか、自分で経営を続けるのか、どこまで大きくしたいのか。これは事業だけでなく、自分の働き方や将来像にもつながる話です。

M&Aとは何か

M&Aは、会社や事業を他社に売却することです。株式を譲渡する形もあれば、事業だけを切り出して譲る形もありますが、スタートアップの出口戦略としては、会社全体を買ってもらうイメージが分かりやすいです。

M&Aのメリット

実現しやすいことが多い

IPOに比べると、M&Aは実現のハードルが低いことが多いです。上場のような厳しい審査を通る必要はなく、買い手との合意がまとまれば成立に進みます。

比較的早く進めやすい

もちろん案件によりますが、IPOよりは短い期間でまとまるケースも多いです。早めにリターンを確定したい場合には大きな選択肢になります。

大きな会社の力を使って事業を伸ばせる

買い手企業の営業力、ブランド、資金、人材などを活かして、単独では難しかった成長ができることもあります。事業をさらに広げたい場合には魅力があります。

M&Aのデメリット

経営の自由度が下がる

会社を売るということは、基本的には経営権も移るということです。創業者がそのまま残る場合でも、以前のように自由に決められるとは限りません。

文化の違いが出やすい

スタートアップと買い手企業では、意思決定の速さや働き方、価値観がかなり違うことがあります。ここがうまくいかないと、組織に負担が出ることもあります。

IPOよりリターンが小さいこともある

ケースによりますが、上場して大きく評価される場合に比べると、M&Aの売却額は抑えめになることがあります。

IPOとは何か

IPOは、会社の株式を証券取引所に上場し、一般の投資家が売買できるようにすることです。未上場企業から上場企業になる、というイメージです。

IPOのメリット

大きなリターンを狙いやすい

上場すると、会社の価値が大きく評価されることがあります。そのため、創業者や初期投資家にとって大きな利益につながる可能性があります。

経営を続けやすい

M&Aと違って、会社を丸ごと他社に渡すわけではありません。創業者がそのまま経営を続けることもできます。

信用力が上がる

上場企業になると、知名度や信用力が上がりやすくなります。採用、営業、資金調達などでもプラスに働くことがあります。

IPOのデメリット

準備がかなり大変

IPOには長い準備期間が必要です。内部管理体制、会計、法務、ガバナンスなど、かなり厳しく整える必要があります。時間もコストもかかります。

情報開示の負担が大きい

上場すると、決算や経営情報を継続的に開示する必要があります。自由度が高いようでいて、実際にはかなりの責任が伴います。

株主の目を意識する必要がある

上場後は、株価や業績に対する市場の目が常にあります。長期的にやりたいことがあっても、短期的な結果を求められる場面が増えます。

M&AとIPOの違いをざっくり整理すると

M&Aが向いているケース

  • 早めにリターンを確定したい
  • 単独での成長に限界を感じている
  • 大企業の力を借りて事業を伸ばしたい
  • 上場準備の負担を避けたい

IPOが向いているケース

  • 自分で経営を続けたい
  • さらに大きな成長を目指したい
  • 社会的信用を高めたい
  • 大きな資金調達の可能性を持ちたい

どちらを選ぶべきか

ここは正解が一つではありません。大事なのは、どちらが一般的に優れているかではなく、自社に合っているかです。

考えるべきなのは、たとえば次のような点です。

  • 創業者は経営を続けたいのか
  • 投資家はどのタイミングで回収したいのか
  • 会社は上場に耐えられる体制を作れるのか
  • 単独成長とグループ入り、どちらが事業に合うのか

出口戦略は、最後に考えるものではなく、途中から意識しておいたほうが判断しやすいです。

よくある質問

Q: M&AとIPOではどちらが多いですか?

A: 一般的にはM&Aのほうが件数は多いです。IPOは実現できる会社が限られるため、かなり狭き門です。

Q: M&Aしたら創業者はすぐ辞めるのですか?

A: 契約によりますが、一定期間は残って引き継ぎや経営に関わるケースも多いです。

Q: IPOすれば必ず成功ですか?

A: いいえ、上場はゴールではありません。上場後も経営の難しさは続きますし、むしろ責任は増えます。

最後に

記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

出口戦略は、会社を終わらせるための話ではなく、事業の価値をどう実現するかを考える重要な経営テーマです。M&AにはM&Aの良さがあり、IPOにはIPOの良さがあります。どちらが正しいかではなく、自社の成長段階や創業者の考え方に合っているかが大切です。早い段階からイメージを持っておくことで、資金調達や経営判断もしやすくなります。

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